わきが手術・治療 | ワキガの手術費用・保険について

手術費用について

 

わきが治療として脇の皮膚を切開して
アポクリン腺を除去する、剪除法という手術方法があります。

 

この手術は、自由診療であれば
両脇30万円〜45万円程の料金ですが

 

保険診療となれば、保険適応の出費ですみます
手術時間は、1時間半〜2時間くらいです。

 

そこでまずはどのような場合にわきが手術が
保険適応となるかについて以下で解説します。

 

 

保険適用になるかどうか?

 

保険適用になるかどうか?は、

 

1.保険診療が可能なこと
2.その症状を医師が保険適応と認めること
3.認められた手術方法であること

 

が、条件となりますので以下ご参考にしてみてください。

 

わきがの治療がなぜ保険対応になるのか?というと、
そういったケースの場合、わきがは腋臭症(えきしゅうしょう)という、
アポクリン腺から分泌される汗が原因となる病気として
みなされるからというのが原因として挙げられます。

 

わきが自体は「体質」の問題なのですが、
これを治療することで、集団生活の中でまわりの視線などを気にせずに暮らせるなど
健康な精神状態を保つことができるということで病気として治す、という考え方があるようです。

 

中には、悩みが深いがためにうつ病になったという症例もあるので、
わきがは体質からきていますが軽視できない病気ともいえます。

 

また、海外でのわきがの治療は、当然ながら保険の適用外になります。

 

 

1.保険診療が可能なこと

 

前提条件となりますが、そこの病院やクリニックが保険診療可能であることが必要です。
美容外科の中には、保険診療を一切行っていないところもあります。

 

また、保険診療は行っているけど、ワキガについては美容の要素が強いという理由や
採算性などの理由から保険を認めないところもあります。

 

ただ、以前に比べると、最近はクリニックの集患手段の1つとして
保険手術を行う美容クリニックが増えてきています。

 

また、総合病院の形成外科ホームページでも最近はワキガは
保険で手術ができますとアピールするところが増えてきました。

 

 

2.その症状を医師が保険適応と認めること

 

診察したドクターが、あなたのワキのニオイを保険適応だと認めることが必要です。

 

対象は「ニオイ」であるため、客観的に程度を数値化することが難しく
最終的には、ドクターの主観により保険適応にするか否かが決まります。

 

ドクターの主観が入り込むので、
Aというクリニックでは
「この程度なら保険適応にならないですね」と判断されても

 

Bというクリニックでは
「これは保険適応でいいですよ」ということもありえます。

 

 

具体的な判断方法

一般的な判断方法としては、脇に数分はさんだガーゼを
ドクターがニオイを嗅いでワキガのニオイなのか判断します。

 

なお、ドクター1人だけの判断ではなく、そこで働くスタッフにも
嗅いでもらって判断しているクリニックもあります。

 

また、患者さんの家族にも一緒に来てもらいワキのニオイを
嗅いでもらうことを推奨しているクリニックもあります。

 

これは、自己臭恐怖症への対策です。
(ドクター側だけの判断になると信じない人もいるからです。)

 

 

ガーゼで判断する方法の問題点

この方法の問題点は、その時点のニオイでしか判断できないことです。

 

発汗や自律神経の乱れなどがあってニオイが出てくるので
診察時にうまくニオイが出てくれないことも考えられます。
(その時点でのニオイの強弱は判断に影響します)

 

クリニックによっては、ニオイが確認できる状態で
来院してくださいと記載しているところもあります。

 

従って、確実にドクターに判断してもらいたいならなんらかの工夫も必要です。

 

あまりおすすめはしませんが以下のような方法もあります。

  • ワキガのニオイは衣服に残りやすいので一度、ニオイがついてしまった

    肌着を洗濯せずに取っておき診察の日にそれを着ていく。

  • ニオイがついたり、黄ばんだ衣服を証拠として持参する。

 

3.認められた手術方法であること

 

現在、保険適応で行われている手術を見ると、ほとんどが剪除法(皮弁法)です。

 

簡単に方法を説明しておきます。
詳しく知りたい方は、剪除法のページをご覧ください。

 

ポイントとしては
皮膚を切り取るためにメス切開するのではなく(切除法)
皮膚を「裏返すために」メス切開する点です。

 

皮膚を裏返したらアポクリン腺が見えるのでハサミを使い除去していきます。
あとは、切開した部分を縫い合わせるだけです。

 

その他の手術方法でも保険適応を認めるクリニックもありますが
基本的には剪除法でないと保険適応できないと考えておきましょう。

 

 

保険適応になるかのポイント

 

1.保険診療が可能なこと
2.その症状を医師が保険適応と認めること
3.認められた手術方法であること

 

クリニックや病院のホームページに保険診療可能と書かれていたら
それは、1と3の条件を満たしていることになります。

 

なお、ホームページに保険診療の記載がなくてもワキガを保険診療を
しているところもあるので自分で問い合わせてみることも必要です。

 

問題は、2の条件です。

 

あなたのワキの状態と診察にあたるドクターの判断基準で保険適応できるか決まります。

 

条件を満たさなければ、ボトックス注射を薦められたり
自由診療手術をすすめられることもあります。

 

 

保険対応にならない治療

 

わきがの治療は保険対応とそうでないところがありますが、
この違いは何かというと「病気としての腋臭症の治療」と
「美容的なわきの処理」の違いに尽きると思います。

 

保険対応ならば症状をきれいすっぱりなくすだけなので
(シワなどをうまく使って切るのですが)傷跡が残ってしまう
(無理に動くと炎症の元になることも)というリスクを背負う必要もあります。

 

逆に保険非対応のわきが処理の場合「マイクロレーザー」「ボトックス注射」などの施術をしますが、
比較的傷が残りにくく人体に対してはローリスクです。

 

しかし、わきがの原因になるアポクリン腺は全て取り除くことができないために
何度か通う羽目になる・・・ということがあることも忘れてはいけません。

 

自分の体に傷をつけたくないし、一緒に黒ずみ除去など+αの効果が欲しい人は
保険非対応の美容皮膚科や美容外科に行ったほうがトラブルも少なくて済むでしょうし、

 

値段が安ければ少々のキズはOKという人は保険対応のところに行くほうがいいでしょう。

 

保険で安くなることも大切ですが、自分の望む結果を考えて病院を選びましょう。

 

 

 

 

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