ミラドライ治療
ミラドライとは、皮膚を切らないで
わきがや多汗症の治療を行う最新機材のことです。
この機材を用いて行う治療をミラドライ治療と呼びます。
ミラドライは、Miramar Labs社によって開発されたもので、
マイクロウェーブを用いてわきがや多汗症を治療するというものです。
ミラドライ治療では、皮膚表面から2〜3mmの深さにある汗腺に
マイクロウェーブを照射することで汗腺にダメージを与え、機能をほぼなくしてしまいます。
つまり、皮膚を切らずに汗腺を破壊し、もとに戻らないようにするということです。
マイクロウェーブとは、電子レンジなどにも使用されている電磁波の一種で、
物質内の荷電粒子や電気双極子を回転または振動させることで熱を生じさせます。
ミラドライで使用されている5.8GHzのマイクロウェーブは、
水分の多い汗腺に反応して熱を発せさせる作用をもっており、
それを利用して汗腺のみ破壊することができるのです。
画期的な治療法とも言えるミラドライ治療法ですが、
具体的には以下のような手順で行います。
@ 発汗する場所と毛のある場所に沿って、治療用テンプレートをワキの下にあててマーキングする。
A マーキングに沿って麻酔薬を注入。
B 麻酔が効いてきたら(麻酔注入後10分くらい)、マーキングに沿ってマイクロウェーブを照射。
C 片側で約20分くらい照射。両方40分くらい。
D 15分くらい冷却して終了。
マイクロウェーブを照射するときは、バンドピースをつけて行いますが、
バンドピースのチップは感染症対策として使い切りになっているので、衛生面の心配は大丈夫です。
施術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはなく、安心して受けることができます。
しかし、麻酔が切れてくると多少痛みを感じ、
その後、24時間は痛みがあるため、冷却が必要になります。
1週間程度は違和感があり、人によっては、ワキや腕の腫れ、むくみなどが発生することも。
皮膚面の凹凸などは1ヵ月程度で治まりますが、
その後、ツッパリ感やしこりなどが現れたりします。
これらは3ヵ月〜半年くらいで治まります。
ほかに知覚鈍麻なども発生しますが、これも半年くらいでもとに戻ります。
以上のようなミラドライ治療法ですが、
メリットは何と言っても、皮膚を切らないため傷跡が残らないこと。
施術時間も約1時間くらいと短く、施術後すぐに普通の生活ができることです。
おすすめポイント
・メスは一切使わない、傷の残らない最新のわきが・多汗症治療方法
・これまでの方法とは全く違うわきが治療の原理で、より高い効果を発揮
・最先端の技術によって確保されている安全性
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