ワキ毛の処理をする
わき毛の量が多いことが、わきがであることのひとつの判断方法です。
あくまで目安としての話であり、わき毛の量が多いことが
そのまま、すぐワキガと直結するわけではありませんが、
わきがの原因であるアポクリン汗腺が
脇の下に発達して分布していると、わき毛の量も多くなります。
わき毛の量が多いと、わきがのにおいの原因となる雑菌の繁殖を助長してしまいます。
ですから、わき毛の処理をきちんと行うこと、
わきの下を清潔に保つことでわきがのにおいを抑制してあげることができます。
わきが臭の原因であるアポクリン汗腺を取り除く手術ではなく、
わきがの臭いが軽いのであれば、わき毛のレーザー脱毛を行うのも、
わきがのにおいを抑える選択肢のひとつです。
わき毛は雑菌の住処になり繁殖を助長しますので、
レーザー脱毛を行うことによってわきの下が清潔に保たれ、
わきがのにおいを抑えることができます。
レーザー脱毛を行わずとも、わきの下を清潔に保つというのは、
わきがのにおいを低減させるためには大切なことです。
汗をかく夏はシャワーを浴びる回数も自然と多くなったりして、
自分で意識していなくても、意外と清潔に保たれているものなのですが、
逆に冬季などはあまり気にしなくなったりして、
清潔とはいえないような状態になっている場合があります。
イメージとは違うと思いますが、冬季こそわきがの臭いを気にするようにしましょう。
レーザー療法による永久脱毛
レーザー療法は電気分解法や電気凝固法などの電気療法の問題点を、
より安全に確実に永久脱毛できるように改良した方法といえます。
電気より強力なレーザー光を、脱毛したい部分に当てて、
黒い色素(メラニン)に集中させ皮膚にダメージを与えずに、
毛の再生を司る皮脂腺開口部附近や立毛筋直下膨大部にダメージを与えることで、
皮膚の中の毛根を焼いて破壊し、毛の再生を困難にして脱毛させてしまうという治療方法です。
電気分解法や電気凝固法より安定した脱毛効果が得られ、
痛みも少なく、治療時間も短く、わきの下では1回の治療時間は両方で5〜10分程度で、
数週間の間をあけて、3〜5回の治療を行います。
このようにレーザー療法は電気療法に比べて、たいへん優れた永久脱毛の方法といえますが、
照射するレーザーの反応には肌の色により個人差がかなりあり、脱毛が困難な場合もあります。
皮膚の色は白いあるいは淡い方が効果的だといえます。
レーザー光をあてて毛根を破壊するときに、
アポクリン肝腺にもある程度ダメージを与えることができ、
多少なりともワキガ臭の軽減ができます。
また、わき毛がなくなりますので、そこで繁殖する細菌を抑える効果も考えられますが、
エクリン腺、皮脂腺については影響を受けませんので、
多汗症に対する効果はないといって良いでしょう。
レーザー療法自体、もともと永久脱毛が目的の治療法といえますので、
重度のワキガの方に対しては効果はあまり期待できないのが実情です。
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