食生活を改善する
日本人が欧米人に比べてわきがの人が少ない理由というのは、
食生活に大きく影響されているといわれています。
農耕民族であった日本人は、米を主食として野菜や魚介類が中心の食生活をしてきました。
これに比べ、狩猟民族であった欧米人は肉類中心の食生活、
動物性脂肪をたくさん摂取する食生活をしてきました。
日本人と欧米人のわきが人口の大きな違いはここにあります。
動物性脂肪中心の食事を摂ると、皮脂腺(※) の活動を活発にすることとなり、
結果的にわきがのにおいの原因となる汗をだす、アポクリン汗腺を発達させてしまいます。
わきがの臭いを低減させるためには、
動物性脂肪(肉やタマゴなど)を控えることもとても大切なことです。
キーワードは、「低タンパク・低脂肪」です。
他にも、発汗を促す香辛料なども控える方がよいです。
また、タバコやアルコールなどや水分を多く穫りすぎることもよくありません。
(もちろん適切な水分補給は必要です)
昔からの日本人が行ってきたような食生活、野菜や魚介類が中心の食事をして、
アルカリ性の食品や食物繊維をたくさん含んだ食品を中心にすることによって、
わきがのにおいや体臭をある程度抑えることができます。
和食を中心に規則正しい食生活を行い、腹八分目に食事は抑えること。
わきがと食生活、一見何ら関係のないような間柄なのですが、
わきがや体臭の抑制にも健康的な食生活が大切です。
※ 皮脂腺
皮脂腺は、油脂を分泌して肌のうるおいを保つという役目や、
細菌の侵入を防御するなどの重要な働きを持っている組織で、全身の皮膚に分布してます。
皮脂腺からでる油脂の出口は、わきが臭の原因となる汗を出すアポクリン腺と同じく毛穴です。
この毛穴からでた油脂に脂肪酸が増え過ぎると、雑菌が喜ぶエサとなり、
雑菌が分泌物を分解することにより、においが発生します。
ではどういった場合に皮脂腺の活動が活発になりすぎるのかというと、
動物性の脂肪を摂取しすぎた時などです。
「青春のシンボル」といわれるニキビは皮脂腺の炎症なのですが、
動物性の脂肪を取りすぎた時にニキビがたくさんできてしまったという
経験をされた方も多いのではないでしょうか?
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