剪除法 (せんじょほう)
剪除法は、ワキガの手術で、形成外科や美容外科で
一般的に行われている代表的な方法です。
いろいろあるワキガ治療の中でも最も効果的に
ワキガを完治させることができる方法だといえます。
剪除法は、わきの真ん中をしわに沿って3〜5cmほど切れ目を入れて、
皮膚をひっくり返し、アポクリン汗腺を確認しながら
ハサミで少しずつ切り取っていくというワキガ治療法です。
まず、皮下組織の部分を切り取り、真皮層を半分ぐらいうまく切り取れれば、
ワキガ臭の原因となるアポクリン汗腺、皮脂腺、そして、エクリン汗腺を確実に取り除くことができます。
しかし、医師が目で確認し汗腺類を取り除くといっても、
真皮層を均一に薄く削ぎ落とすようなかなり高度な技術を要します。
真皮や皮下脂肪の一部を取り切れず残してしまうと、
エクリン汗腺はもとより、アポクリン汗腺まで残ってしまい、
ワキガが残ってしまったり、再発する可能性もでてきます。
逆に皮膚を薄く切りすぎると、ワキガ臭や多汗症には効果があっても、
皮膚に穴が開いたり、しわや色素沈着を起こしたりすることも考えられます。
これらを同時に行うのはかなり難しいといえます。
剪除法そのものは、ワキガ臭、多汗症治療の優れた手術法といえますが、
その剪除法を行う医師の技術によって
結果に大きく差が出てきてしまいますので医師の選択には注意が必要です。
また、剪除法は保険が適用されますので自己負担も少なく済む上に、
かなり高い確率でワキガ臭、多汗症を治療でき、また手術後の傷跡もあまり目立たないとして、
一番人気のあるワキガ臭、多汗症治療法といえます。
手術後、脇毛が薄くなります。
手術は局部麻酔下で行われ、1時間半〜2時間ぐらいかかります。
手術後は3日間ガーゼで創部を圧迫固定します。
手術名については「剪除法」が一般ですが、
「皮弁法」とか「反転剪除法」とも呼ばれています。
細かい違いがあっても、やってることはほぼ同じなので
同じ手術と考えていて問題ありません。
現在この方法がよく行われているのですが、
医師が肉眼でアポクリン汗腺を見分け施術する為、
医師の汗腺を見分ける経験や知識も必要な方法ですので慎重なクリニック選びが重要といえます。
ですので、担当する医師の技量で結果が左右されます。
医師が直接目で確認できるため、十分な止血もできますので、
出血による合併症の可能性は少ないです。
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